株式会社オハラ

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車載カメラ用レンズに最適。低分散領域で負のdn/dTを有する高屈折率光学ガラス S-LAL20のご案内

2017.05.31

S-LAL20は、負のdn/dT を有する高屈折率光学ガラスです。
車載カメラ用レンズの光学系は固定焦点が一般的ですが、車が使用される環境は零下(寒冷地)~50℃以上(真夏の車内)と温度変化が大きく、温度変化による屈折率変動(温度ドリフト)を考慮した光学設計が必要となります。多くの光学ガラスは正のdn/dT を有しているため、これらのレンズと組み合わた光学系において、温度ドリフトを効率的に補正することが期待されます。また、この硝材は車載カメラ用レンズはもちろん、プロジェクターや写真用交換レンズなど様々な用途でご使用頂けます。

(製品特長)
1.LAL領域でdn/dTがマイナス
dn/dT(Dline 40℃~60℃)    -1.2
2.低分散領域の負のdn/dTを持つガラスの中で最も屈折率が高い
nd    約1.7 (これまではS-PHM52 nd 約1.62が最高値)

S-LAL20
環境対策区分
屈折率 nd 1.69930
アッベ数 νd 51.11
dn/dT relative
D line 40~60℃
-1.2
線膨張係数 α
(10-7/℃)
-30~70℃ 90
+100~300℃ 105
転移点 Tg(℃) 628
屈伏点 At(℃) 676
着色度 λ80 370
λ5 310
化学的耐久性 RW(P) 2
RA(P) 4
W(S) 1
SR 53.1
PR 4.2
比重 4.38
ヌープ硬さ Hk 490[5]
摩耗度 Aa 243
カタログデータ詳細 PDF
製品供給形態 ・プレス品
・丸棒切断品
・切断/丸目加工品

(製品供給形態、形状、公差につきましてはご相談ください。)