株式会社オハラ

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車載カメラ用レンズに最適。極めて大きなdn/dTを有する研磨レンズ用光学ガラス S-LAH52Qのご案内

2017.05.31

S-LAH52Qは、極めて大きなdn/dTを有する光学ガラスです。
車載カメラ用レンズの光学系は固定焦点が一般的ですが、車が使用される環境は零下(寒冷地)~50℃以上(真夏の車内)と温度変化が大きく、温度変化による屈折率変動(温度ドリフト)を考慮した光学設計が必要となります。負のdn/dTを有する低分散領域のガラスレンズを使用される光学系にS-LAH52Qをご使用頂くことで、温度ドリフトが効率的に補正されることが期待されます。また、この硝材は車載カメラ用レンズはもちろん、プロジェクターや写真用交換レンズなど様々な用途でご使用頂けます。

(製品特長)
1.当社硝材で最も大きいdn/dT       dn/dT(Dline 40℃~60℃) 10.3
2.S-LAH52と同等のndd             同等のnddのガラスでdn/dTが異なる硝材が選択できます。

S-LAH52Q
(新製品)
S-LAH52
(従来品)
環境対策区分
屈折率 nd 1.79952 1.79952
アッベ数 νd 42.24 42.22
dn/dT relative
D line 40~60℃
10.3 6.7
線膨張係数 α
(10-7/℃)
-30~70℃ 60 60
+100~300℃ 73 73
転移点 Tg(℃) 598 618
屈伏点 At(℃) 622 636
着色度 λ80 390 395
λ5 335 330
化学的耐久性 RW(P) 1 1
RA(P) 3 3
W(S) 2 1
SR 52.2 51.2
PR 2.0 2.0
比重 4.47 4.41
ヌープ硬さ Hk 620〔6〕 640〔6〕
摩耗度 Aa 54 82
カタログデータ詳細 PDF PDF
製品供給形態
・プレス品
・丸棒切断品
・切断/丸目加工品
・プレス品
・丸棒切断品
・切断/丸目加工品

(製品供給形態、形状、公差につきましてはご相談ください。)