研究開発/知的財産
技術の可能性を追求し続ける研究開発活動と戦略的な知的財産活動のもと、多様な分野に寄与する素材の開発を推進しています。
技術の可能性を追求し続ける研究開発活動と戦略的な知的財産活動のもと、多様な分野に寄与する素材の開発を推進しています。
技術の可能性を追求し続ける研究開発活動と戦略的な知的財産活動のもと、多様な分野に寄与する素材の開発を推進しています。
「長期ビジョン2035」に掲げる「安心で快適な生活」「創造と希望にあふれた社会」「健やかな地球」の実現に向け、これまで培ってきた技術のさらなる深耕とコア技術の進化により、既存製品の競争力強化と次世代の新製品開発を推進していきます。
〇基本的な考え方
オハラグループは材料研究開発をコア組織能力の一つと位置付け、「ガラスの可能性を究める」という自由な研究風土のもと、ユニークな光学ガラスやガラスセラミックスを開発してきました。また、将来の技術革新の種となるシーズ開発も重要と認識し、ニーズとシーズを両立した開発を目指しています。
長年のガラス素材研究で培ってきたノウハウと自由な発想に基づく開発を推進する風土のもと、お客様と「価値協創」することで、光学、エレクトロニクス、環境、エネルギーなどの様々な分野に寄与する素材を開発し、オハラグループの事業成長に貢献していきます。
〇推進体制
1935年の創立当時から独立した研究開発部門を設置しており、数万件のガラス素材のデータベースと、施策から量産まで新材料をスピーディーに開発する体制を構築しています。また、ガラスの組成開発から製造技術まで幅広い開発テーマを掲げ、開発・営業・製造技術部門が連携し、新しいガラス素材を迅速に提案・供給しています。近年、技術革新スピードは目覚ましいものがあり、未来を見据えた新たなガラス開発が求められています。この課題に対応すべく、MI(マテリアルズ・インフォマティクス)や製造工程のDX化を導入し、デジタル人材の育成にも取り組んでいます。
〇研究開発活動
オハラは将来を見据えた開発テーマの探索活動を推進しており、その一環として開発者全員が参加する「探索テーマ交流会」を定期的に開催しています。探索テーマ交流会では、開発者の日々の情報収集活動の共有化を図り、新たなガラス開発の可能性を探索しています。また、環境問題やGHG削減などの社会問題に対し、ガラスのリサイクル技術や低エネルギー・高効率なガラスの熔解技術について、大学や関連企業と共同開発を進めています。学会、論文での共著、特許の共同出願などで研究成果を発表することで、ガラスの開発・製造技術の発展及び社会への価値還元に寄与しています。
〇基本的な考え方
「オハラの事業活動をサポートする」というミッションのもと、特許ポートフォリオを構築し戦略的な知的財産活動を推進しています。経営資源としての知財・無形資産を活用することで、オハラグループの価値創造力及び収益力向上に貢献します。
〇推進体制
オハラでは研究開発センター直下に知的財産部門を設置し、執行役員が研究開発部門と知的財産部門を監督する体制を構築しています。研究開発部門と知的財産部門が開発初期から連携することで、戦略的な知的財産権の取得につながっています。また、事業戦略・経営戦略に関わる知財情報を事業部門に提供することで、新規事業の創出や既存技術の深化に寄与しています。
〇知的財産活動
知的財産戦略に基づき、特許出願、権利化、知的財産権の管理、侵害予防調査などのサポートを行っています。2024年10月時点のオハラの特許権の保有件数は国内355件、海外230件です。
オハラグループでは優秀な研究開発人材の確保及び技術開発意欲の促進を目指し、充実した発明報奨制度を整備しています。実績による補償に加え、2021年度より新人発明者報奨制度や全部署を対象とした特別報奨制度を運用しています。