ステークホルダーとの
信頼関係
オハラはお客様、株主・投資家、サプライヤー、従業員、地域社会の皆様との日々のコミュニケーションを大切にし、適切な情報開示を行っています。今後もステークホルダーの皆様と新たな価値の創出を目指すことで、社会課題の解決への貢献と持続的成長の実現を目指していきます。
オハラはお客様、株主・投資家、サプライヤー、従業員、地域社会の皆様との日々のコミュニケーションを大切にし、適切な情報開示を行っています。今後もステークホルダーの皆様と新たな価値の創出を目指すことで、社会課題の解決への貢献と持続的成長の実現を目指していきます。
オハラは、企業活動に対する社会からの正しい理解と支持を得るため、企業情報を適時・適切に開示し、誠実で、透明性の高いコミュニケーションに努めます。
毎年1月下旬に開催している定時株主総会では、株主の皆様にオハラのビジョンや戦略をご理解いただける様、分かりやすくお伝えすることに努めています。
一方で第114期定時株主総会では、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、株主の皆様におかれましては、極力書面又はインターネットによる事前の議決権行使をご検討いただき、無理のない範囲でのご来場の検討をお願いすることとさせていただきました。
オハラのウェブサイト上では、適時開示資料をはじめ、株主総会情報、配当状況、株式情報、株式の手続きなど株式に関する情報や統合報告書(本誌)を掲載しています。
また、個人投資家の皆様に向けて、オハラの特徴や実績など、オハラをより理解していただくための情報をご案内するとともに、個人投資家向け説明会を開催しました。
一方、機関投資家、証券アナリストの皆様には、決算説明会を年4回開催するとともに、IR担当部門にて随時個別取材に対応しています。
オハラは、あらゆる産業のキーデバイスの根幹となるガラス素材を、最高の技術を結集して提供しています。
お客様の信頼を預かる素材メーカーとして、製品開発・製造・品質保証・サービスに至る全ての部門が一貫した品質マネジメント体制を通じて、高い製品品質・信頼性を確保すべく努力しています。
光学ガラス及びエレクトロニクスの分野で使用されている素材は海外のお客様からも評価が高く、オハラも年々グローバル化が進んでいます。グローバル化が複雑化する状況により、品質保証活動についてもステークホルダーとの連携を深め、海外拠点とのサプライチェーン構築と品質体制強化を目指し、活動しています。
お客様との信頼と満足を獲得することにより価値協創へ邁進します。
オハラは、お客様の要求事項を第一に考え、他社が追随できないような「ひかる素材」の開発・生産技術で、安定した品質の製品を提供することにより、ステークホルダーとの価値協創に取り組んできました。
これからもステークホルダーへ「満足」をお届けするべく、IoT・AI、デジタル化による理論的生産と品質保証により、高い製品品質・信頼性の向上に努力していきます。
半導体製品の進化が、私たちの暮らしを豊かにし、社会を進化させています。ナノテクノロジーと言われる超微細化技術を進化させながらデータ通信量の増加していき、5Gスマートフォン、デジタルトランスフォーメーション(DX)、自動運転、クリーンエネルギー社会の進化とともに成長をしていきます。その半導体露光技術を支える装置の光学系を構成する当社のレンズ素材は「屈折率の均質性」が品質上重要となります。均質性が高いレンズ素材によって極小の線幅の電子回路が正確に転写し半導体素子となります。この均質性をオハラの光干渉技術を用いて計測し、光学ガラスの品質保証をしています。光源はレーザーを用いて大口径レンズ(最大φ 450mm)素材の屈折率の均質性を1×10-6の精度で計測が可能です。
オハラの測定技術はコア技術と位置づけ、市場と素材をつなぎ、測定技術における材料の進化(新素材)に合わせた測定・評価・分析技術を確立していきます。この活動は光学ガラスで培ったものからエレクトロニクス関連の新領域、さらに将来への時間軸を考慮した新たな測定評価技術を磨いていきます。
オハラは、調達方針を定め優良な品質かつ適正な価格で原材料や資材を調達しています。取引先とのパートナーシップのもと、お客様の満足を追求し、かつ社会的責任を果たすため、継続的かつ安定した資材供給確保に努めていきます。
グローバルサプライチェーンに対しても、事業を行う国や地域の法律や社会規範の遵守を要請しています。
オハラでは、優良な品質かつ適正な価格で原材料や資材を、次の方針に従い調達しています。
お取引先とのパートナーシップのもと、お客様の満足を追求し、かつ社会的責任を果たすため、お取引先の皆様には以下の項目への取り組みをお願いします。
コンゴ民主共和国およびその隣接国である「紛争地域」では、武装勢力により重大な人権侵害が起こされているとして、国際的に大きな問題となっています。この地域で採掘される鉱物(タンタル、タングステン、金、スズ)は「紛争鉱物」と呼ばれ、現地武装勢力の直接的、または間接的な資金源となることが懸念されています。この問題に対し、2010年に米国金融規制改革法(紛争鉱物条項)が制定され、また、経済協力開発機構(OECD)から「紛争鉱物デューデリジェンス・ガイダンス」も発行され、企業に対しサプライチェーンでの責任ある取り組みが強く要請されています。
当社は、調達活動における社会的責任を果たすため、製品に含まれる鉱物使用状況の調査を実施するなど、「紛争鉱物」の不使用に向けた取り組みを進めてまいります。
オハラは、地域社会や国際社会との調和を考え、節度ある企業活動を心がけ、「良き企業市民」として積極的に社会貢献活動を行います。
オハラが100年後も地域社会に必要とされる企業であるために、地域社会との強い信頼関係を構築し、社会貢献活動に取り組んでいます。
プルトップの回収活動に積極的に参加しています。
回収したプルトップは、一定量蓄積されると車椅子を寄贈することができます。
構内の一角にあるローズガーデンは、60年以上も前から地域の方々に親しまれており、現在では、およそ150種類600株のバラが咲き誇っています。春と秋には一般公開日を設けて、多くの皆様に足を運んでいただいております。
今後もローズガーデンの公開を通じて、地域社会とのさらなる信頼関係の構築を図っていきます。
市民の憩いの場となっている相模川の環境を守るため、市民の手できれいにしようと始められた清掃活動である相模川クリーン作戦に、オハラは2006年から毎年積極的に参加しています。
地域の環境保全活動を通じて社会との共生を目指していきます。
研修を一緒にプロデュースしている㈱エナジード社が主催する、中高生を対象としたプレゼンテーション大会(ENAGEED SUMMIT※)にオハラが協賛しています。この大会は、“中高生が自ら問題を発見し、その解決に向け自由に未来を創造する”というコンセプトです。オハラが掲げる“自ら考え、自ら学び、自ら成長する”という価値観に重なる取り組みであることから、チャレンジする学生を応援しています。
この大会にオハラの光学ガラスで作成したトロフィーを提供しています。学生自らが主体性を発揮し、社会に貢献する意識が醸成される一助になればと考えています。2023年は、全国の中高生8,279名がエントリーしました。
※ 中学生や高校生が自ら問題を発見し、発案した企画を発表するプレゼンテーション大会
災害時に迅速な行動がとれるよう、毎年全社員を対象とした防災訓練を実施しています。基本の消火訓練に加え、地震体験車にて震度7を体験してもらい、防災意識を高め、大地震への心構えや身の守り方を身を持って学んでもらっています。
地域社会貢献活動の一環として、近隣の学校の工場見学などを受け入れています。2018年度は小学校5年生121名が工場見学に来社し、ガラスの製造工程だけでなく、併せて環境活動についても説明を行い、把握してもらいました。
地域社会貢献活動の一環として、近隣の中学校から職場体験を受け入れています。
実際に働くことを通して、働くことの意義、大切さや、苦労、喜びを理解して、自分の将来について考える時間とすることを目的としています。
今後も地域とのつながりを大切に、次世代に質のよい学びの場を提供していきます。
オハラは、相模原市をホームタウンとするJ3プロサッカークラブ「SC相模原」とトップパートナー契約を締結しました。
SC相模原は、社会課題の解決を目標に掲げ、行政・企業とともに「ジモトアイプロジェクト」の活動を行っています。
オハラはこの活動に協賛し、子育て支援の一つとしてこどもの居場所づくりに取り組み、地域の公園や広場にこども向け遊具を揃えた“出張キッズパーク”を展開します。
また、将来的にはSC相模原とともに近隣企業にも参画いただき、企業内託児所を設けることについても検討し、子育て世代の活躍の機会を提供するなど社会課題に取り組んでいきます。
オハラは、神奈川県が発行するグリーンボンド(神奈川県第3回5年公募公債)へ投資をいたしました。グリーンボンドとは、環境改善のための事業に要する資金を調達するために発行する債券です。
本債権は、国際資本市場協会(InternationalCapital Market Association:ICMA)が定義する「グリーンボンド」の特性に従った債券で、株式会社格付投資情報センター(R&I)からセカンド・パーティー・オピニオンを取得しています。発行による調達資金は、「神奈川県水防災戦略」における河川・海岸・砂防に関する新たな事業資金として充当される予定です。
オハラは、相模原市が発行するグリーンボンド(第1回相模原市グリーンボンド10年公募公債)へ投資をいたしました。グリーンボンドとは、環境改善のための事業に要する資金を調達するために発行する債券です。
本債権は、国際資本市場協会(InternationalCapital Market Association:ICMA)が定義する「グリーンボンド」の特性に従った債券で、株式会社格付投資情報センター(R&I)からセカンド・パーティー・オピニオンを取得しています。発行による調達資金は、「神奈川県水防災戦略」における河川・海岸・砂防に関する新たな事業資金として充当される予定です。