ステークホルダーとの
信頼関係
オハラはお客様、株主・投資家、サプライヤー、従業員、地域社会の皆様との日々のコミュニケーションを大切にし、適切な情報開示を行っています。今後もステークホルダーの皆様と新たな価値の創出を目指すことで、社会課題の解決への貢献と持続的成長の実現を目指していきます。
オハラはお客様、株主・投資家、サプライヤー、従業員、地域社会の皆様との日々のコミュニケーションを大切にし、適切な情報開示を行っています。今後もステークホルダーの皆様と新たな価値の創出を目指すことで、社会課題の解決への貢献と持続的成長の実現を目指していきます。
オハラは、企業活動に対する社会からの正しい理解と支持を得られるよう、適時・適切に企業情報を開示するとともに、株主・投資家の皆様との対話を通して、誠実で透明性の高いコミュニケーションを図るよう努めています。
定時株主総会では、株主の皆様にオハラのビジョンや取り組みをご理解いただけるよう、分かりやすくお伝えするとともに、株主総会や四半期ごとに行われる決算説明会の資料をウェブサイトに掲載することで、経営情報の迅速かつ正確な開示を継続していきます。
また、個人投資家の皆様に向けて、ウェブサイトや統合報告書(本誌)を通して、オハラの特徴や実績などをより理解していただくための情報をご案内するとともに、個人投資家向け説明会を開催しました。機関投資家、証券アナリストの皆様には、決算説明会において経営情報をお伝えするとともに、IR担当部門による詳細な対話に努めています。いただいた意見や要望は定期的に経営会議の場で共有し、オハラの経営の参考としています。
オハラは、お客様の要求事項を第一に考え、他社が追随できないような「ひかる素材」の製品開発・生産技術に加え最先端の測定技術を駆使し、安定した品質の製品を提供することにより、ステークホルダーとの価値協創に取り組んできました。これからもステークホルダーへ「満足」をお届けするべく、DXやAIなどの技術を取り入れた評価装置を開発し、高い製品品質・信頼性の向上に努力していきます。
オハラは、あらゆる産業のキーデバイスの根幹となるガラス素材を、最高の技術を結集して提供しています。お客様の信頼を預かる素材メーカーとして、製品開発・製造・品質保証・サービスに至るすべての部門が一貫した品質マネジメント体制により、高い製品品質・信頼性を確保すべく努力しています。光学ガラス及びエレクトロニクス分野で使用されている素材は、国内外のお客様から高く評価されており、サプライチェーンも多岐に渡り、品質保証体制のグローバル化が進んでいます。品質保証活動についてもステークホルダーとの価値協創を深め、品質保証体制の強化を目指し、お客様との信頼関係を構築していきます。
半導体製品の進化が、私たちの暮らしを豊かにし、社会を進化させています。ナノテクノロジーと言われる超微細化技術を進化させながらデータ通信量の増加していき、5Gスマートフォン、デジタルトランスフォーメーション(DX)、自動運転、クリーンエネルギー社会の進化とともに成長をしていきます。その半導体露光技術を支える装置の光学系を構成する当社のレンズ素材は「屈折率の均質性」が品質上重要となります。均質性が高いレンズ素材によって極小の線幅の電子回路が正確に転写し半導体素子となります。この均質性をオハラの光干渉技術を用いて計測し、光学ガラスの品質保証をしています。光源はレーザーを用いて大口径レンズ(最大φ 450mm)素材の屈折率の均質性を1×10-6の精度で計測が可能です。
オハラの測定技術はコア技術と位置づけ、市場と素材をつなぎ、測定技術における材料の進化(新素材)に合わせた測定・評価・分析技術を確立していきます。この活動は光学ガラスで培ったものからエレクトロニクス関連の新領域、さらに将来への時間軸を考慮した新たな測定評価技術を磨いていきます。
調達方針を定め、優良な品質かつ適正な価格で原材料や資材を調達しています。調達パートナーとの相互理解と信頼関係を大切にし、お客様の満足の追求と社会的責任を果たすため、継続的かつ安定した資材供給確保に努めていきます。グローバルサプライチェーンに対しても、事業を行う国や地域の法律や社会規範の遵守を要請しています。
オハラでは、優良な品質かつ適正な価格で原材料や資材を、次の方針に従い調達しています。
お取引先とのパートナーシップのもと、お客様の満足を追求し、かつ社会的責任を果たすため、お取引先の皆様には以下の項目への取り組みをお願いします。
コンゴ民主共和国およびその隣接国である「紛争地域」では、武装勢力により重大な人権侵害が起こされているとして、国際的に大きな問題となっています。この地域で採掘される鉱物(タンタル、タングステン、金、スズ)は「紛争鉱物」と呼ばれ、現地武装勢力の直接的、または間接的な資金源となることが懸念されています。この問題に対し、2010年に米国金融規制改革法(紛争鉱物条項)が制定され、また、経済協力開発機構(OECD)から「紛争鉱物デューデリジェンス・ガイダンス」も発行され、企業に対しサプライチェーンでの責任ある取り組みが強く要請されています。
当社は、調達活動における社会的責任を果たすため、製品に含まれる鉱物使用状況の調査を実施するなど、「紛争鉱物」の不使用に向けた取り組みを進めてまいります。
オハラは、地域社会や国際社会との調和を考え、節度ある企業活動を心がけ、「良き企業市民」として積極的に社会貢献活動を行います。
オハラが100年後も地域社会に必要とされる企業であるために、地域社会との強い信頼関係を構築し、社会貢献活動に取り組んでいます。
プルトップの回収活動に積極的に参加しています。
回収したプルトップは、一定量蓄積されると車椅子を寄贈することができます。
構内の一角にあるローズガーデンは、60年以上も前から地域の方々に親しまれており、現在では、およそ150種類600株のバラが咲き誇っています。春と秋には一般公開日を設けて、多くの皆様に足を運んでいただいております。
今後もローズガーデンの公開を通じて、地域社会とのさらなる信頼関係の構築を図っていきます。
市民の憩いの場となっている相模川の環境を守るため、市民の手できれいにしようと始められた清掃活動である相模川クリーン作戦に、オハラは2006年から毎年積極的に参加しています。
地域の環境保全活動を通じて社会との共生を目指していきます。
株式会社エナジード社が主催する、中高生を対象としたプレゼンテーション大会「ENAGEED SUMMIT」に協賛しています。この大会は、“中高生が自ら問題を発見し、その解決に向け自由に未来を創造する”というコンセプトです。オハラが掲げる“自ら考え、自ら学び、自ら成長する”という価値観に重なる取り組みであることから、学生自らが主体性を発揮し社会貢献の意識を醸成する一助となることを願い、チャレンジする学生を応援しています。また、授賞式ではオハラの光学ガラスで作成したトロフィーを提供しています。2024年は、全国の中高生約8,600名がエントリーしました。
災害時に迅速な行動がとれるよう、毎年全社員を対象とした防災訓練を実施しています。基本の消火訓練に加え、地震体験車にて震度7を体験してもらい、防災意識を高め、大地震への心構えや身の守り方を身を持って学んでもらっています。
地域社会貢献活動の一環として、近隣の学校の工場見学などを受け入れています。2018年度は小学校5年生121名が工場見学に来社し、ガラスの製造工程だけでなく、併せて環境活動についても説明を行い、把握してもらいました。
地域社会貢献活動の一環として、近隣の中学校から職場体験を受け入れています。
実際に働くことを通して、働くことの意義、大切さや、苦労、喜びを理解して、自分の将来について考える時間とすることを目的としています。
今後も地域とのつながりを大切に、次世代に質のよい学びの場を提供していきます。
オハラは子育て世代の皆様が安心して育児をしながら活躍できる社会を目指し、社会貢献活動の推進に取り組んでいます。オハラとSC相模原は社会連携活動「ジモトアイプロジェクト」に基づくパートナーシップのもと、その理念を共有し、地域課題の解決を目的としたプログラム「子育て支援プログラムwith OHARA」を立ち上げました。このプログラムでは、SC相模原のホームゲームや地域の公園・広場に遊具などを設置する「キッズパークbyOHARA」の運営や、「キッズパーク」のノウハウを蓄積し、将来的には常設の託児所の運営を目指した活動を行っています。
2024年度は、和泉短期大学のご協力のもと、相模原ギオンスタジアムにて開催された明治安田J3リーグのSC相模原ホームゲームにおいて託児室をトライアルで開設しました。保護者の方が試合を観戦する間、ギオンスタジアム内に開設した託児室でお子さんをお預かりし、楽しく安全に過ごすことができる場所を提供しています。
「ジモトアイプロジェクト」とは
SC相模原はクラブ創設15周年を機に、ホームタウンの社会課題に対して中長期的かつサステナブルに向き合う取り組み「ジモトアイプロジェクト」を2023年9月から開始。「ジモトアイプロジェクト」の重点領域は、〈教育〉・〈ウェルビーイング〉・〈環境保全〉の3つで、この領域における新たな社会連携活動を志向しています。
オハラは、神奈川県が発行するグリーンボンドへ投資をいたしました。グリーンボンドとは、環境改善のための事業に要する資金を調達するために発行する債券です。
本債権は、国際資本市場協会(InternationalCapital Market Association:ICMA)が定義する「グリーンボンド」の特性に従った債券で、株式会社格付投資情報センター(R&I)からセカンド・パーティー・オピニオンを取得しています。発行による調達資金は、「神奈川県水防災戦略」における河川・海岸・砂防に関する新たな事業資金として充当される予定です。
オハラは、相模原市が発行するグリーンボンドへ投資をいたしました。グリーンボンドとは、環境改善のための事業に要する資金を調達するために発行する債券です。
本債権は、国際資本市場協会(InternationalCapital Market Association:ICMA)が定義する「グリーンボンド」の特性に従った債券で、株式会社格付投資情報センター(R&I)からセカンド・パーティー・オピニオンを取得しています。発行による調達資金は、「神奈川県水防災戦略」における河川・海岸・砂防に関する新たな事業資金として充当される予定です。