車載カメラ用レンズに最適。NPH領域で負のdn/dTを有する研磨レンズ用光学ガラス S-NPH7のご案内
2018.05.18
S-NPH7はNPH領域で最も小さいdn/dTを有する高屈折率高分散光学ガラスです。
車載カメラ用レンズの光学系は固定焦点が一般的ですが、車が使用される環境は零下(寒冷地)~50℃以上(真夏の車内)と温度変化が大きく、温度変化による屈折率変動(温度ドリフト)を考慮した光学設計が必要となります。NPH系の硝材は一般的に正に大きいdn/dTを有しておりますが、dn/dTが負に大きいS-NPH7をご使用頂くことで、温度ドリフトを効率的に補正することが期待されます。
また、この硝材は車載カメラ用レンズはもちろん、プロジェクターや写真用交換レンズなど様々な用途でご使用頂けます。
S-NPH7 | ||
環境対策区分 | ○ | |
屈折率 nd | 1.77830 | |
アッベ数 νd | 23.91 | |
線膨張係数 α (10-7/℃) |
-30~70℃ | 109 |
+100~300℃ | 130 | |
転移点 Tg(℃) | 569 | |
屈伏点 At(℃) | 598 | |
着色度 | λ80 | 420 |
λ5 | 370 | |
化学的耐久性 | RW(P) | 1 |
RA(P) | 1 | |
W(S) | 2 | |
SR | 1.0 | |
PR | 1.0 | |
比重 | 3.30 | |
ヌープ硬さ Hk | 350〔4〕 | |
摩耗度 Aa | 448 | |
カタログデータ詳細 | ||
製品供給形態 | ・プレス品 ・丸棒切断品 ・切断/丸目加工品 |
(製品供給形態、形状、公差につきましてはご相談ください。)